秋の高山祭(八幡祭)の屋台

豊明台

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  • 豊明台5

名工村山民次郎とその子初代村山群鳳の作。屋台の各所に見事な彫刻を配している。
中段部分が八角形の形をなしており、飛騨の屋台では唯一のものである。下段と中段の彫刻が見事。

屋台の特徴

Point 1屋台の特徴

切妻破風屋根、四輪外御所車、屋根昇降。
中段部分が豊明宮(応神天皇)の高御座を模しているため、八角形の形をしている唯一の屋台。
屋台の役割

Point 2屋台の役割

赤い緋羅紗幕、下段には名工村山群鳳(初代)の獅子彫刻、中段勾欄には十二支の彫刻をつけ、祭に華やかな彩を添えている。
装飾の特徴

Point 3装飾の特徴

屋台の各所に名工村山群鳳(初代)の彫刻を配している。
下段には獅子の彫刻。中段には十二支の彫刻が配されている。また、中段勾欄には、四隅と中央に宝珠をめぐらし、豪華さを際立たせている。
屋台曳きの装束

Point 4屋台曳きの装束

役割によって装束が異なる特徴がある。「大梃子は前後2、浅葱色地に台紋白染抜の麻の上衣を着て、野袴・陣笠・陣羽織に草履穿き。小梃子は後2人、紺地に台紋白染抜の麻の着付にカルサン、黒に朱の台紋付きの奴笠、草履穿き。綱引き22人、浅黄地に二引台紋白染抜の木綿着付、カルサン、朱の台紋付き奴笠、草履穿き。」
大変立派な大梃子の装束に子どもたちはあこがれ、いつか自分も着てみたいと思わせることがあったようである。
台紋と提灯

Point 5台紋と提灯

八幡宮のご祭神応神天皇のご幼名が豊明宮であったことから豊明台と名付けられた。豊の崩しと言われている。
提灯は「沸煌(ふつこう)」 の文字に両脇に台紋をあしらっている。
からくり 現在は行われていない。
江戸時代には「芦刈」の名前があり、「芦刈」の繰り人形があった。
見送り幕 見送り幕はない。
屋台囃子 楽器は笛・太鼓・締太鼓・摺鉦を使用し、「大八崩し」を演奏する。
一時期途絶えていたが、現在は組内の女性も加わって維持存続がなされている。

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